以前、岡山市北区より『蔵の美』下庄店にご来店頂いた客様が、『蔵の美』本店に沢山の骨董品,美術品,盆,茶釜,壺,花瓶,煎茶,棗,香合,備前焼,花瓶,壺,他多数の商品をお持ち頂きました。査定をした所、高額な値札の付いたままの品物も有り拝見すると輪島塗の溜塗轆轤略点盆が『五代川端近左』と言う有名な漆工芸作家があり、高額査定を付けさせて頂きました。
♦五代川端近左(かわばた きんさ)
大正4年(1915)~平成11年(1999)奈良県に生まれ、昭和3年12歳で四代近左に入門。昭和16年、四代が養女に迎えた姉の末子・吉子の婿養子となり、その後日本画を能田耕風に学びながら家業は四代に師事。
大阪府展および市展で知事賞・市長賞を受け、日本美術展に数回入選。昭和38年五代近左を襲名の後には個展に専念し、各お家元宗匠のお好みになる作品を数多く手がける。
昭和56年には大阪府知事功労賞を受賞する。