先日の岡山市青江より沢山の買取させて頂きました中の一点を今日はご紹介させて頂きます。

◆マイセン『パゴダ人形』

マイセンは、300年前、ヨーロッパで初めて硬質磁器を生みだしたドイツの名窯「マイセン」。
その繁栄の歴史は、時代の流れや、磁器に果てしない情熱を傾けた人々を抜きにして語ることはできません。
17世紀、ヨーロッパでは中国の磁器や日本の伊万里などが盛んにもてはやされていました。
純白で薄く、硬く艶やかな硬質磁器はヨーロッパでは未だにつくりだすことのできないものであり、列国の王侯貴族、事業家たちはやっきになって製法を見つけようとしていました。
なかでもドイツのザクセン選帝侯アウグスト強王は東洋磁器の屈指の蒐集家であり、アウグスト軍に属する兵士600人とプロイセンの王が所有していた中国の壷151個を交換したという逸話も伝わっています。
強王は、蒐集した磁器で城館を飾っただけでなく、錬金術師ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーを監禁して磁器製造の秘法を研究させました。
艱難辛苦の末、ベトガーは1708年、ようやく磁器に近いものを作り上げ、1709年には白磁製法を解明、1710年、ついにヨーロッパ初の硬質磁器窯「マイセン」が誕生しました。

『パゴダ人形』

パゴダは中国の神の坐像の形をした香炉、または小像で、マイセンでは1720年以降作られました。1760年プロシアのフリードリッヒ2世が10個のパゴダを注文して、マイセン初期の造型師ケンドラーが型をつくったといいます。男女対のお人形です。頭部のパーツ下方に錘があり、頭がゆらゆらと動くと舌がでます。また両手も動く仕掛け人形です。

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